歯周病菌のピラミッドとは?
歯周病の進行と細菌の関係をわかりやすく解説
― 武蔵小山のよしだ歯科クリニック
歯周病は、「歯ぐきが腫れる病気」と思われがちですが、実際にはさまざまな細菌が関与する感染症なのです。
近年、歯周病菌は危険度によって分類され、「歯周病菌のピラミッド」という考え方が知られるようになっています。
今回の記事では、歯周病菌のピラミッドについて、患者さん向けにわかりやすく解説します。
詳しい解説を知りたい方は、その2(詳細解説編)へお進みください。
歯周病は細菌感染によって起こる
お口の中には、数百種類以上の細菌が存在しています。
その中には、
- むし歯に関係する細菌
- 歯周病に関係する細菌
などがいます。
歯周病は、歯周ポケット内で細菌が増殖し、歯ぐきや歯を支える骨に炎症を起こす病気です。
歯周病菌のピラミッドとは?
歯周病菌のピラミッドとは、細菌の危険度や歯周病との関連性を分類した考え方です。
歯周病が進行するにつれて、より病原性の高い細菌が増え歯周病菌細菌ピラミッドが形成されていくと考えられています。
歯周病菌ピラミッド(イメージ)

レッドコンプレックスとは
ピラミッドの頂点に位置するのが、
「レッドコンプレックス」と呼ばれる細菌群です。
代表的な細菌:
- Porphyromonas gingivalis(PG菌)
- Treponema denticola
- Tannerella forsythia
これらは、
- 強い炎症
- 歯槽骨破壊
- 重度歯周病
との関連が深いとされています。
レッドコンプレックス
重度歯周病
↑
PG菌などが増加
↑
炎症が強くなる
オレンジコンプレックスとは
レッドコンプレックスの下に位置するのが、
「オレンジコンプレックス」です。
これらは、歯周病進行に関与するとされ、
レッドコンプレックス増殖の足場になるとも考えられています。
オレンジコンプレックス
歯周病が進行
↑
中等度の炎症
↑
細菌数が増える
初期に多い細菌群
健康な状態でも、お口には多くの細菌が存在します。
しかし、
- 歯みがき不足
- 歯石蓄積
- 唾液減少
などが起こると、細菌バランスが崩れていきます。
なぜ細菌バランスが重要なの?
歯周病は、「悪い細菌だけがいる病気」ではありません。
重要なのは、
👉 お口の中の細菌バランス(細菌叢)
なのです。
環境が悪化すると、病原性の高い細菌が増えやすくなります。
細菌バランスの変化
健康
↓
細菌バランス良好
清掃不良
↓
悪玉菌増加
↓
歯周病進行
歯周病菌が増える原因
歯周病菌は、以下のような環境で増えやすくなります。
- 歯みがき不足
- 歯石の蓄積
- 喫煙
- 糖尿病
- ストレス
- 唾液減少
などです。
歯周病菌を減らす方法
① 毎日のセルフケア
- 丁寧な歯みがき
- 歯間ブラシ
- デンタルフロス
が重要です。
② 歯科医院での専門的ケア
歯科医院では、
- 歯石除去
- PMTC(専門的クリーニング)
- 歯周ポケット管理
などを行います。
細菌コントロール
セルフケア+歯科医院ケア
↓
歯周病菌を減らす
武蔵小山で歯周病管理を検討されている方へ
歯周病は、細菌バランスの変化によって進行する病気です。
初期では症状が少ないため、
- 歯ぐきから血が出る
- 口臭が気になる
- 歯ぐきが腫れている
などの症状がある場合は、早めの検査が大切です。
武蔵小山のよしだ歯科クリニックでは、
歯周ポケット検査や専門的歯周病治療を通じて、歯周病管理を行っています。
まとめ
歯周病菌のピラミッドは、
歯周病の進行と細菌の変化を示した考え方です。
特に、
- レッドコンプレックス
- オレンジコンプレックス
などの細菌群が、歯周病進行と関係すると考えられています。
そのため、
👉 毎日のセルフケア
👉 定期的な歯科受診
による細菌コントロールが重要です。
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